いきなりFIRE

50代、外資系、ベンチャーなどを転々とした後、仕事がなくて強制的にFIRE状態に。日々の雑感を綴っていきます

イギリス人元上司を東京に案内

以前いた会社のイギリス人上司2人が日本に出張に来ているので、昨日上野公園から開始して東京の観光地を案内した。天気が非常によく熱い一日で、すっかり夏に入った気分だった。

 

街を歩いて気が付いたことは、外国人観光客の方が日本人より多いと感じるくらい多かった。日本人がたくさん街にいてごった返しているだろうと予想していたが、予想より日本人は少なく、コロナ前より少ないと思えた。上野公園で青ビニールをしいて宴会をしている人達(禁止になったはずだが結構やっている人がいた)をよく見ると、中国人が多い印象だった。平日じゃないのでサラリーマンが皆無だったので、日本人が少ないのはしかたがないのかもしれない。

 

印象に残ったのは売店とレストランの値段の高さ。売店も缶ジュース一杯300円はないだろうと思った。レストランはランチが2000円からという感じで、昼食時でも満室のレストランはほとんど見なかった。レストランの店員は外人が多く、売店もみんな適当な英語は喋れるようで、日本人よりも外国人観光客がメインターゲットのような感じだった。日本人は遊ぶ金がないんだなと痛感した。

 

二人のイギリス人はそれなりに楽しんでくれた。ただし、二人とも田舎の方が好きで、車で行けるはずのロンドンもあまり出ない人達なので人混みはあまり気に入らなかったようだ。イギリス暮らしで米国出張によく行っているため、この両国の物価高を良く知っていて、東京の物価は英米では考えられないくらい安いと感心していた。イギリスの物価は東京の2倍くらいとの印象だと言っていた。貧乏な日本人は放っておいてこういうインバウンドで観光業者が金を稼ぐというのは良いことなのかもしれない。

2024年3月末の資産

今日ひと月ぶりに資産を見直した。先月までは株の上昇の勢いがあったので資産チェックを頻繁にしていたのだが、3月から株式市場も落ち着いてしまうと考えてあまりチェックしないようになっていた。

 

先月末と比較すると、投資信託は2%前後の資産増加だった。今月は投信で1%くらい上がり、円安でもうちょっと上げた感じ。日銀が予想通りマイナス金利を解除したが、その後の状態は自分の予想を外れている。株価が今後上がり続けるのかイマイチ確信がもてない。とりあえず当面様子見になるかと思う。自分は日経インデックスは既に利確してしまったため、日経株価が下がらず上がり続けているのを見るとちょっと複雑な気分だ。今日から欧米市場が4連休になるためその間に日銀が為替介入をするんじゃないかと読んでいるがどうなるか?3者面談までやったんだから何もしないことはないんじゃないかと思っているが外れるかな。ちょっとは市場に変化がないと今後どうなるか予想がつきにくい。

 

今月から資産の計算を変えて、為替については最悪の円高時だけを考えることに気持ちを切り替えた。相場がどうなっているのか気になるが、結局投信でインデックスを買っているだけなので別に細かく相場をチェックする必要はない。自分のやる事は何もないのでそれでいいのだと思うのだが、暇になりすぎて生活上いろいろ問題が出てきている。といっても今から働き始めるなんて無理だしどうしようもない。このまま適当に生きていくしかないのかと半分諦めている。

 

 

ANAマイレージの旅行先探し

仕事の海外出張で貯めたANAマイレージが今年12月で55,000マイル失効になるので、今年中に特典海外フライトで使ってしまおうと思いどこに旅行するかを検討している。

 

本当は好きな台北行きのチケットで全部使いたいのだが、ANAは東京‐台北間は特典フライトがあまりなくほとんど空いていない。今回このマイレージの失効に気がついたのは、5-6月に特典で台北に行こうとして一時間くらいかけてなんとか空席を見つけた直後だった。台北に行くとしたら40000マイル使ってビジネスクラスで予約するしかなさそうだが、それでもなかなか空きがない。

 

秋ごろに東南アジアに行こうと思っているが、どこに行くか迷っている。行ったことがある場所ならシンガポール、マレーシア、バンコクあたりだが、シンガポールは物価が高いし、マレーシアやバンコクも出張でしょっちゅう行っていた時期と比較したら高い。ベトナムは安いが、行ったことがないので不安もある。スマホでGrabを使えるようにしなきゃいけないなど、面倒もある。でも、まだ体が動くうちにいろいろな場所に行った方が良いという気持ちもある。しばらく検討しようと思っている。

 

知り合いで、海外出張に行きまくって複数のエアラインで100万マイルを達成している猛者がいるが、彼はプライベートでは全く旅行しなくなったと言っている。会社の出張ではすべて会社持ちでタダのため、自腹で金を払う旅行は金額にかかわらず耐えられないそうだ。自分もシンガポール、マレーシアはかつて出張で数えきれないほど行ったので、そこで自腹で金を使うことに抵抗が残っている。今後は海外旅行は台湾くらいしかいかないのかなと思っている

FA関係の知り合いと会った

先日、定期的に会っている元上司の方と東京で会い、情報交換で食事をした。その方は元シーメンスで、FA関係で大手の会社に何社か在籍したエキスパートなのだが、今後の日本企業のものづくりについてかなり危機感を持っていた。

 

元々日本の製造現場は制御機器などの更新が遅いなど先進的でない問題があったのだが、それを優秀なエンジニアを低給料で長時間こき使ってカバーしてきた歴史がある。ただし、現在の人手不足の状況でそれをやるのは無理が出てきており、先端技術を導入することで生産性を上げることが重要だと自分は考えてきた。ところが、元上司いわく、日本はその対策に遅れており、モノづくりの競争で今後アメリカにも負けるということだった。アメリカでは、エンジニアの給料が高くなりすぎて量産現場で雇えなくなったため、工場の制御機器が次々と素人でも簡単に操作できるようなものに置き換わっていると言う。例えばPLCについて、私は昔日本のK社のPLCを使っていたが、これは素人が簡単に使えるものではなかった。専用のソフト、コマンドで制御が必要な他、工場のデータ管理、ログデータの管理でソフトやハードの更新、追加などが必要であり、これはある程度慣れたエンジニアが現場、メーカーとやり取りをして決める必要があった。今米国で販売を増やしている制御機器は、PCのソフトですべて条件設定可能でハードウェアもあらゆることをすぐにカバーできるもの、つまり、PCでソフトをいじったことがある人間なら工場経験なしでも工場生産ラインの制御が出来るというもの。米国でこういう製品が実績を作ると今後東南アジアなどでも広がり、日本だけ古臭い工場作業が取り残される恐れがある、これを日本のメーカー経営者(ほとんどは文系)は理解できていないという指摘だった。

 

日本の製造現場からは離れてしまったので実際どうなのかは知らないが、アメリカのMITやハーバードが、AIエンジニアの増加は機械、電気エンジニアの削減につながると言っているは知っていたので、今後専門知識を持ったエンジニアの立場が悪くなっていくのではないかと思った。

日銀政策変更

3/19に日銀が政策変換を発表した。マイナス金利を止めるというのはほぼ決まりだったが、それにYCCの終了とETFの購入停止も発表されたので、想像よりはちょっと踏み込んだ内容のようだ。利上げにはなっているが、マイナス0.1%から0%の利上げなので、欧米の利上げ利下げに比べれば小さい値で目立つものではない。

 

Bloombergを見ていると、今回の日銀の発表は「利上げへの方針転換」と大々的に報道されており、まず方針変換を何とか実行したので、今後利上げを続けていくという報道のされ方をしている。米国人は日銀の今後をそういう風に捉えているようだが、実際に日銀がどう動くかはわからない。日銀が何を一番の目標としているのかが自分にはわからないので、何をしようとしているのかわからない。インフレを抑えるのが目的なら円高誘導でさらなる利上げを進めるのが良いと思うが、そうすると株価が下がったり景気が悪化する恐れがあるし、そもそも今後のインフレは人手不足による賃金上昇が主原因で円安の影響は少なくなるのではという論もある。

 

自分の希望は、金利をもっと上昇させて、円高がどの程度まで進むかを確認したいというのが一番の希望である。資産の7割以上が外貨建てなので円高がどの程度防ぐかが自分の資産上の一番のリスクであるからだ。日本売りみたいな姿勢で生きているのは、自分の人生について不満点がいくつかあり、それは日本が悪いと思い込んでいるからだ。あまり前向きではないが、そういう人は少なくないのではないか?特に氷河期世代はそうだろうと思っている。

夜の散歩

無職になってから、毎晩8時頃に自宅近くを散歩している。45分くらいで近くの街をぐるっと回る感じだ。天気が悪い日以外は毎日実施している。

 

夜に街を散歩しているといろいろ気づくことがある。平日昼間は町にあまり人通りがないが、夜には結構人が歩いている。ほとんどは仕事帰りだ。また、塾、学習教室帰りの小学生が結構歩いている。塾や学習室も夜8時だと営業しているところが多い。夕方まではあまり空いていないところだ。土日の夜は歩いている人は少ないが、ロードバイクで走っている人、ジョギングをしている人を見かけることは多い。家族連れをあまり見ないのは土日でも家族は夜はあまり外に出ていないのかなと思う。

 

自分にとって夜の散歩で気になるのは働いている人達だ。以前にも書いたが、軽バンで荷物を配送している人達は一晩で数組必ず見る。塾関係はほとんど空いているし塾に残っている小学生も多く見る。物流関係は閉まっているが、一件だけいつも空いているところがあるのが気になる。外食関係では、個人店で空いている店にはあまり客がおらず、人がいるのはチェーン店だけだ。これを見ると個人店は厳しいのかと思う。今年3月で近隣の駅の居酒屋が3店舗も閉鎖されており、一般サラリーマンは居酒屋で飲む金がなくなったのだなと思う。

 

一点とても気になっている建築設計事務所がある。ここは新しいビルに出来たスペースでオシャレなスペースでカッコいい人達がパソコンでデザインなんかをしているのだが、ここが散歩に行ってもオフィスが開いている。日曜はたまに開いているだけだが土曜は確実に空いていて、平日は8時過ぎでもそこで会議をしていたりする。見た目はとてもカッコよくてみんなが憧れそうな感じなのに何時でも働いている…それはそれで厳しいものだと見るたびに思っている。

外資系転職エージェントからの求人メール

私は年齢、経歴的にまともな仕事には無理なので、今年に入って転職活動はまともにやっていないのだが、今週複数の外資系転職エージェントから案件紹介のメールが来た。いずれも多数の案件を一つのメールで伝えるもので、案件は数十件~200件とかなり多かった。おそらく、メールは私に注目して出したものではなく、一件でも多くの案件をなんとか進行させるために多数の登録者に一斉に出したものであろう。

 

私の考えでは、今は年度末で転職エージェントも忙しいだろうから私の相手などしないだろうと思っていたので、今回のメールには驚いた。社会から離れたため実際の社会の景気はわからなかったのだが、自分が最近経験したのは下記の良くない内容だった。

・フィールドサービスの求人は来た。(夜勤有り、休日出勤の代休なしで体力的に無理で断った)

・同年代で、給料ダウンや、早期退職を会社から詰められた人が何人かいて、製造業はあまり景気が良くない、少なくとも高齢者はいらないような感じ

外資系に勤めていた同年代の管理職が数人、円安による業績不振でリストラされた、

外資系に勤めていた同年代の友人が、両親の面倒のため介護離職した

 

もらったメールで募集しているのはマネージャーが多かったので、上記の理由で辞めたのなら仕事は厳しい仕事ということだろう。製造業については自分は日本の景気は悪くなっていると感じているが、実際はどうなのか知りたいところだ。