いきなりFIRE

50代、外資系、ベンチャーなどを転々とした後、仕事がなくて強制的にFIRE状態に。日々の雑感を綴っていきます

仕事の夢をよく見る

ここ数週間、やたら仕事の夢を見ることが多くて困っている。自分は今、仕事を辞めてリタイアしているが、仕事を辞めたことでなんとなく物足りないというか、自分のやる事がなくなった憂鬱さのようなものを抱えているので、その影響で夢を見るようになったのかもしれない。

 

夢の内容は様々だが、成功したり金を得られるような夢は全くゼロ。嫌な目にあったり、ひどい目に合いそうになったような夢ばかりだ。製品の納品が遅れて業者から叩かれる夢、自分がやった評価が酷すぎて顧客上司に叩かれる夢、納品した装置の取り付けに苦労する夢、装置が動かず工場から出られない夢など…本当にろくでもない。特に多いのは、スキル経験がない仕事を押し付けられて失敗してひどい目に合う夢、納品に必要な作業をするのが自分しかおらず、休み中にやらなきゃいけない仕事に囲まれて愕然とする夢だ。いずれも自分が50代以降でひどい目に合った経験と似ている。目が覚めた時「夢で良かった!」と心から安心できるのだが、寝たのに疲れが取れないという困った影響もある。

 

この夢が自分に教えてくれるのは、自分がやるべきなのは「楽で楽しい仕事」であり、本格的な仕事、責任の重い仕事は出来ないのでやってはいけない!ということだと思う。「楽で楽しい仕事」はそう簡単に得られないので何となく普通の仕事にあこがれを持つ気持ちが残っているが、決して大変な仕事はしてはいけないということだ。時間はかかるだろうが、自分の気持ちをこの方向にキッチリ修正したいと思う。

東大合格者数

毎年3月10日に楽しみにしているイベントがあり、今年も参加した。東大合格者数の発表だ。かつては東大合格者数は週刊朝日サンデー毎日が特集号を発売することが大きな盛り上がりになったのだが、受験関係の大手サイトであるインターエデュが毎年3/10(国立大学前期の合格発表日)に東大京大等大学合格者数のサイトを出し、各高校から大学合格者数が報告されて随時合格者数の集計、ランキングが行われている。これが結構盛り上がっていて参加者が多いようで、今日は合格者数掲示開始の13:00ごろはアクセスが集中していてうまくインターエデュにつながらない状態だった。私は例年、インターエデュのサイトと5chのスレッドを見ながら楽しんでいる。

 

今年は3/10が日曜日になったため県立高校などで報告が遅く、ミッション校は日曜は休みなので全く報告されない状態だった。ただしいろいろ面白い現象があって楽しめた。今年の変化として、聖光学院が東大合格者数98名と100名に迫ったのと、麻布が50人台で低迷したことくらいが大きなニュースになる項目だろう。私が一番注目しているのは医学部受験がどうだったかなのだが、国立大医学部は相変わらず難関、首都圏の私立大医学部が難関化しているようで地方国立大より首都圏私立大を選ぶ生徒が増えたという内容が印象に残った。個人的には優秀な若者が皆医者に行くのはいいことだとは思わない。日本医学界には2035問題と呼ばれる問題があるからだ。今は団塊世代後期高齢者になるため医者を増やさねばならないという希望が多いが、2035年には団塊世代が死去して高齢者が急速に減り、医者が余ることになるという問題だ。ただし、今女子の医学部合格者を増やしたため医者として活躍する人数は増えていないという現象も出ている(女性は結婚で医者を辞めてしまうため)ので今後もずっと医者が不足するのかもしれない。こういう問題を見ていると、日本の政治家は本当に問題解決をやろうとしないと呆れてしまう。

東京都の不動産事情

先週、長年の友人である台湾人と東京で会って食事をしたり話をした。彼は20年以上東京に住んでいる現在フリーランスのITエンジニアだが、不動産投資に優れており、現在年1千万以上の家賃収入を得ている他、不動産投資でこれまで数十億円の利益を得ている優秀な不動産投資家だ。

 

彼に今東京の不動産がどういう状態なのかを聞いたら、「日本人が買わなくなっており、中国人が市場を支えている」とのことだった。現在、中国人は富裕層と、日本で長期のサラリーマン生活することを決めた現役層の両方がすごい勢いで東京の不動産を購入しているが、その中国特需がある割に価格がそれほど上がらず空室率が増加しているエリアもある。彼は東京付近に不動産事業の日本人友人がたくさんいるが、彼らの多くが売り上げ目標を達成するために中国人顧客への売り込みに注力しているとのこと。

 

日本人には反中の人間も多く、中国人の日本不動産購入に対し不満を持つ人も多いが、実際は少なくない不動産業者が中国人のお金を当てにしていて、日本政府も日本に金を落としてくれてむしろ歓迎しているようだ。中国政府は中国人が中国でなく日本に投資していることに強い不満を持っており日本政府に幾度か抗議をしているが日本政府は無視しているとのこと。このまま中国人がたくさん買ってくれるならいいのだが、中国政府が日本への不動産投資に制限をかけるのではないかと思うと怖い。

 

この話を聞いて思い出したのは、タイのバンコクで不動産価格が下落に転じていること。不動産価格の下落の原因は中国人が買わなくなったのが大きいという。バンコクに移住した日本人退職者が中国人向けの不動産投資をしており、彼らは円安と不動産下落のダブルパンチで人生終了の危機に陥っているというニュースが流れていた。日本でどうなるかは見ものだと思う。

米株、オルカン株インデックス投信

今自分の資産で投資しているもののうち、表題の米株、オルカン株のインデックス投信が全体の90%以上となる。すべて外貨建、2022年春からの投資したものである。収益としては、2022年中は米株が3割くらい下落して散々な結果だったが、円安で多少気休めになった感じだった。2023年は円安は収まらず株高、現在までかなり良い収益を上げている。

 

今後どうするかを考えているが、米の利下げが今年後半から始まると思うので、そこで相場がどう変化するかでどうするか決めようかと思っている。最近の米株を見ていると、年利が下がったら結構株価が上がっているので、利下げが始まっても経済の不景気に巻き込まれず株は上がってくれるのではないかの期待が出てきた。また、リストラなどのニュースが結構出始めているが、アメリカではリストラすると企業業績が改善されて株価が上がるという、日本人には理解しにくい現象になっているように見える。

 

利下げでも株はそれほど下げず、円高が進んでくれればそこで利確が出来るので自分としては万々歳だと思う。今年中には利確したいと思っているが、利確した後どうするかに関して具体的なアイデアがないのが問題だ。知り合いからは債券に投資を考えて方が良いとアドバイスを受けたが、あまり乗り気になれない。為替リスクがあるし、今後金利が下がると銀行に預金したのと変わらないくらいの金利しかつかないような気もする。金融関係の知り合いに聞いてみるしかないか?

中国投信

私の投資で今悩みになっているのは中国投信をどう処分するかだ。

 

私の中国投信だが、中国系ということで投資がすべて中国というものではないのだが、パフォーマンスはひどい。購入したのはもう8年前で、一時は+60%くらいまで行って好調だったのだが、証券会社員の「中国でしょ?利益数倍狙いましょうよ!」というセリフに乗ってしまった。今は-20%くらい。中国政府が自国の株を上げようとしているので多少価格が上がったが、-25%が-20%になった程度である。3月で損切かな~。全投信額の5%にも満たない額なのでサクッと損切にした方がいいのかもしれない。米株はインド株上昇が終わったら中国株が次に来るというアナリストもいるがホンマかいな?という気持ちである。とりあえず早く損失確定するしかなさそうだ。

 

中国の今後の経済がどうなるのか?はよくわからない。問題は、経済関連のデータが全然正確な数字として出てこないこと。中国政府機関が出している経済数字がまったく当てにならず、各メディアで全然違う数字を言っている。中国企業とビジネスをやった人ならわかると思うが、中国メーカーの会社紹介プレゼンは、会社の素晴らしさをアピールする画面がこれでもかというくらい並ぶが、実際は売上も従業員も少ない企業だったりすることが多い。会社が良いと大量に宣伝しながら、実際は全然ダメという会社が多い。中国経済がそれと一緒の状態になっているのではという疑念が自分にはある。

 

私の仲が良い中国人は、一番の問題は住宅だと言っていた。住宅を買ったけど不動産会社がダメでまともな住宅を入手出来てない人、または、失業賃金減投資失敗などで住宅ローンが払えなくなった人が知人でよく見られるようになり、それで皆の心理を大幅に悪化させていると言っていた。まだ問題は続きそうだ。

日経225インデックス投信売却

先週から、日経平均株価が史上最高値を更新したというニュースでマスメディアが騒いでいる。自分も投資しているものを今後どうするかを考えなければならないと思っていたが、とりあえず日経225インデックスの投信を月曜に売却した。2割ほどの利益となった。

 

この投信は、昨年末ちょっと余った日本円で、とりあえず2024年いっぱい見とけばプラスになるだろうとの予想で投資したものである。思ったよりも早く株価を上げ、特に36000円くらいから急激に上がった印象だった。先週初めは米株はちょっと動きが鈍くなり調整に入った感じだったがNVIDIAの株価上昇で一気にS&P,NASDAQも上昇となった。日経に関しては、勢いで上がっている印象が強かったので、自分の中では米株の調子が落ち着いたら利確しようと決めたのは先週金曜日。先週金の米株がちょっと下げたので月曜での利確を実行した次第である。

 

ちなみに、外貨で持っている米株、オルカンの投信は調整後もうちょっと上がる余地があると見ており、日経投信とは逆の判断となっている。自分でどちらに決めるか自信がなかったのが原因である。これで一度日経が下げに行って37000円ぐらいまで下がったら今度は新NISAにして日経インデックス投信を買いなおそうと思っている。

 

私の今年の投資は、中国投信と米株/オルカンの損失/利確をどうするかが大テーマとなっており、いろいろ考えている。次回からこの2つについて述べようと思っている

宅急便

先週街を歩いていて、かつて存在したヤマト運輸の事務所が別のものに変わっているのに気が付いた。調べてみると、かつてはどの宅配業者も街中に宅急便の事務所を持っていたが、今はなくなっているようだ。そのせいなのかどうかはわからないが、自分の住んでいる団地では宅配便の到着が全体的に遅くなっている傾向があるようだ。

 

あと個人的に気になるのは軽自動車で配達している人達の存在。今自宅に届く宅配便は、宅配便の会社の人でない人が届けてくれることが多い。特に目立つのが中国人の人が届けてくれることだ。また、自分は夜運動のため散歩に出ているが、散歩中に軽自動車の販売員と数回遭遇することが多い。それも土日夜が結構多い傾向がある。

 

今年は物流ドライバーの人手不足や、4月から物流の活動に法律で制限がかかるなど物流関係の激変が予測されているが、実際どうなるのだろうか?正直、軽自動車の販売員の方々を見て幸せそうに働いているように見えない。毎晩8時過ぎまで販売しているのが短時間の労働の結果にはあまり見えない。個人的にはそういう大変な仕事の給料を大幅に上昇されるまで物流が少なくなっても良い、それに我慢する準備は出来ているというのが自分の立場だが、そういうことが起こってくれるだろうか?サービス小売業は多く潰れるが、働いている人達の給与は上がらないという嫌な予想も立っているがどうなるのか?

 

日銀植田総裁は、まずインフレが始まり、それに追従した賃金アップは来年にインフレに追い付くと述べているが、それでサラリーマンは皆満足でインフレ分の消費をするのだろうか?私の50代の知り合いは今年給料が下げられてしまう方が多いのだが世間はそんな状態ではないのか?イマイチ現実のことが理解できないのが本音である。