いきなりFIRE

50代、外資系、ベンチャーなどを転々とした後、仕事がなくて強制的にFIRE状態に。日々の雑感を綴っていきます

日本の受験は変わる時だ

先日、知り合いから中学受検や普通の受験の愚痴を聞かされた。

 

私の50代の知り合いの中で、子供が中学生や高校生という友人が結構いる。年齢的には50代だが、それでもその年齢の子供がいたりすることが結構ある。彼らは氷河期世代なので経済的に苦労してきている世代なのだが、子供の教育に関しても苦労しているようだ。

 

その友人の子は東京周辺の私立中学に通っているが、本当に金がかかっているようだ。入学までに塾で年50万、入学後は学費で年100万、塾にいけば50万とかかる。それで開成や海城クラスに通っているというのならまだ納得もできようが、その学校は正直そこまで偏差値が高い学校ではない。マスメディアでも話題になっているが、今少子化で私立大学は推薦入試が増えており、今中学に入学した生徒が卒業時には、大東亜帝国以上の私大以外は推薦でしか人が取れなくなるだろうと予測されている。早慶マーチでもどんどん推薦での入学者が増えている状況だ。この状況で受験勉強に金をかける意味があるのかは大いに疑問だ。

 

その友人は上に公立中高で大学に行った兄がいるそうだが、現在金をかけた下の子の方が悪い大学に行ってしまいそうだとのこと。コストパフォーマンスが悪すぎる。かつて元シティバンクの友人がいたが、彼は元教育関係者で日本の中検がらみの教育制度は日本がダメになる元凶のひとつになると何時も力説していた。自分も今この意見に同意だ。時代にそぐわない古い受験制度に高額の金を使わなきゃいけない現在の制度は日本経済発展の阻害になると思う。