いきなりFIRE

50代、外資系、ベンチャーなどを転々とした後、仕事がなくて強制的にFIRE状態に。日々の雑感を綴っていきます

警備パート終了

転職が決まったことに伴い、一昨日で警備のパートを終了した。短期間での離職になり申し訳ない気持ちもあるが、今月辞める人があと二人いるのでそれほど皆気にしていないようだ。良い社会経験になったと思っている。以下雑感を述べる。

(1)商業施設警備は低給料で拘束時間が長い

警備業界は底辺だとかいろいろ言われているが、個人的にはどの業界も多かれ少なかれ問題を抱えているのは同じだと思う。警備の一番の問題は上記につきる。今回のパートは施設警備の中でも一番不人気の商業施設警備だったが、どこの現場でもだいたい低給料で拘束時間が長いようだ。なんとかまともな生活が出来る程度の給料は夜勤、残業をしないと稼げないが、夜勤は古株が抑えていて新しく入った人は日勤しかできない。そうなると給料が少なすぎるので、他業種の仕事が見つかったら転職せざるを得ない。うちの現場では、夜勤希望で入社したが出来ないことがわかりすぐ辞めた人が先月2人いた。

 

(2)低賃金でも職業意識をもって働いている人達

上記(1)のように警備の給料は最低時給に毛が生えたくらいなのだが、それでもベテランや隊長クラスの人達は「社会人としての常識を持て!」とか「お客様の満足を常に考えて迅速に対応しろ!」などと高い勤労精神を持っていて、他の同僚にも要求してくる。日本が良いサービスを低価格で受けることが出来る国なのはこういう人達のおかげなのだなと感謝したが、自分は出来ないし、今後もこれが持続可能か?と言えば疑問符がつく。

 

(3)小売業で働く人たちの食事はほとんどカップ

今回の職場は商業施設だったため、ファストフード店や小売店の店員さん達と一緒の休憩場所を使っていたが、彼らの食事は9割がたカップ麺でコンビニ弁当ですらない。ファストフード店のバイトは外国人ばかりで、そのうち数人とは英語で話して友達になった。彼らも食事はカップ麺か菓子パンだったが、今ファストフードでも一食800円とかするので、自分の店の料理は高くて買えないそうだ。笑えない…

 

(4)日本社会のガンは男性高齢者

他の商業施設ではどうなのかわからないが、私がいた現場では、問題を起こす客はたいがいが男性高齢者だった。また、同僚の中でも一番問題なのは一部の高齢者。勝手にルールを作って他の同僚に押し付けてきたり、若い女性社員がいる前で大声で風俗の話をしたりと昭和の感覚で動く人達がいる。中には人間的に出来た高齢者もいたのだが、正直こういうジジイにはなってはいけないと反面教師にしたい人が多かった。

 

以上ネガティブな内容を書いたが、良い人達も多かった。彼らが幸せになることを祈っているが、給料が低いのであまり未来は明るくないんだろうなあと思った。まあ、自分の将来もおそらくひどいものになるだろうから同じか。