いきなりFIRE

50代、外資系、ベンチャーなどを転々とした後、仕事がなくて強制的にFIRE状態に。日々の雑感を綴っていきます

資金循環統計〈23年7-9月)

私が日本人の資産の動きでもっとも注目しているのは資金循環統計での個人金融資産だ。日本人は諸外国に比べて個人の資産に現金の割合が多いが、その一番の証拠と言えるのが資金循環統計での個人資産だと思っている。

昔から、何人か尊敬していた投資家、評論家の方々が、この資金循環統計で日本円現金の量が減る時が円安が進行する大きなチャンスだと言っていた。この現金の保険は、主に高齢者が持っており、時間がたてば金額が下がっているのは自明。経済的に強い経済がない日本から金が出ていき日本円安が定着するのではというのが深い読みだ。

 

23年7-9月期の内容は下記リンクの通りになる。

www.nli-research.co.jp

 

日本円現金は持っている金額が増えているが、株などの価格が増えたことが原因で日本円現金は全資産のフラフを見ていると減っていることがわかる。今話題になっているNISAも、2/3以上は海外投資となっており、日本円現金は自分の資産からは減っていく状態になっている。個人的には、このまま日本円の価値が上がらない為替に落ち着いてくれた方が都合がいい。そのために3/4を外貨建てや投資にしているのだから。