いきなりFIRE

50代、外資系、ベンチャーなどを転々とした後、仕事がなくて強制的にFIRE状態に。日々の雑感を綴っていきます

東大合格者数

毎年3月10日に楽しみにしているイベントがあり、今年も参加した。東大合格者数の発表だ。かつては東大合格者数は週刊朝日サンデー毎日が特集号を発売することが大きな盛り上がりになったのだが、受験関係の大手サイトであるインターエデュが毎年3/10(国立大学前期の合格発表日)に東大京大等大学合格者数のサイトを出し、各高校から大学合格者数が報告されて随時合格者数の集計、ランキングが行われている。これが結構盛り上がっていて参加者が多いようで、今日は合格者数掲示開始の13:00ごろはアクセスが集中していてうまくインターエデュにつながらない状態だった。私は例年、インターエデュのサイトと5chのスレッドを見ながら楽しんでいる。

 

今年は3/10が日曜日になったため県立高校などで報告が遅く、ミッション校は日曜は休みなので全く報告されない状態だった。ただしいろいろ面白い現象があって楽しめた。今年の変化として、聖光学院が東大合格者数98名と100名に迫ったのと、麻布が50人台で低迷したことくらいが大きなニュースになる項目だろう。私が一番注目しているのは医学部受験がどうだったかなのだが、国立大医学部は相変わらず難関、首都圏の私立大医学部が難関化しているようで地方国立大より首都圏私立大を選ぶ生徒が増えたという内容が印象に残った。個人的には優秀な若者が皆医者に行くのはいいことだとは思わない。日本医学界には2035問題と呼ばれる問題があるからだ。今は団塊世代後期高齢者になるため医者を増やさねばならないという希望が多いが、2035年には団塊世代が死去して高齢者が急速に減り、医者が余ることになるという問題だ。ただし、今女子の医学部合格者を増やしたため医者として活躍する人数は増えていないという現象も出ている(女性は結婚で医者を辞めてしまうため)ので今後もずっと医者が不足するのかもしれない。こういう問題を見ていると、日本の政治家は本当に問題解決をやろうとしないと呆れてしまう。