父の相続関係のまとめを進めているが、その中で、両親を看取った後自分はどうするかをもう少し具体的にしていかないといけないと思い立った。
私は、両親を看取ったら実家は売って地方都市に移住しようと考えている。今の実家が一人で暮らすには広すぎることと、築40年以上経っており建て替えの話が出ていること、そこそこの値段で売れそうなことがその理由だ。あとは、ちょっと面倒な人間関係があり、引っ越してそれをリセットしたいというのもある。地方に行って人間関係をリセットしたら天涯孤独みたいになってしまいそうな気がするが、金絡みのトラブルにも巻き込まれかねないので仕方がない。
仕事で地方を回っていたのでいくつかの候補地がある。札幌、仙台、福岡、熊本、京阪神、松山あたりを考えているが、雪と車をどうするかが考えどころ。札幌は大好きな街なのだが、雪が多いのがつらいと感じてきた、インドア派なので外に出なくても良いのではという気もしているが、年を取ってきて暑さより寒さの方が堪えるようになってきた。車に関しては、自分はペーパードライバーで運転が好きでないので出来れば持ちたくない。金もかかる。でも、そうすると選択肢が狭まるし、田舎道ドライブを趣味にするのも悪くないという考えもある。まずは、地方都市の都心でアパートを借りて住み始めるという方針を決めていろいろ情報を探そうと思っている。
この年齢の無職の人間がアパートを借りれるのかが問題だと思っていた。知り合いに定年退職後地方都市の賃貸で暮らしている人が何人かいる。その人達の話だと、老人に貸さないというのは首都圏や他の都市圏の通勤圏だけの話で、地方都市だと街中の新築アパートでもあまり問題なく借りることができるようだ。通勤圏である必要はないし、近くに店がたくさんあれば駅近である必要もない。地方都市の人口減少は首都圏の人間ではイメージできないほど進んでおり、札幌、福岡のような大都市でも借り手が減って中高年でも入居OKだという。今後はもっと条件がよくなっていくだろうことを期待したい