最近、上記のような、AI化で人手不足を解消しよう!みたいな記事をよく見かけるが、この内容に違和感を感じるのは自分だけか?
今人手不足が叫ばれている現場労働ではまだAI化による仕事削減は進みづらいだろう。導入コストの問題もある。一方、事務職などのホワイトカラーはAI化により業務効率を上げやすく、AI化によって減る仕事の一番手となるだろう。よって、事務職が失業して現場労働に人が集まるというロジックでない限りAI化で人手不足を解消とはならないと思うのだがどうだろう?今事務職をやっている人達がリストラされて、しかたがないから現場労働に転職するわ!と割り切れるのだろうか?
この前日本在住の台湾人の友人と話したが、台湾ではAIの進化は現役世代の失業率を高めるという論調が普通で、AIで人手不足を解消という論調はあまりないとのこと。現場作業の人手不足は日本と同じだが、それを問題して報じるメディアはほどんどない。一方、AI化によって、現役世代が家庭を営むに十分な収入を得られる仕事がなくなってしまうことへの危機感は大々的に報じられているとのことだ。